うちわコラム
イラストレーター入稿のコツ
イラストレーターにて原稿を作成しご注文いただく際は次のチェック項目を満たしているか
お客様ご自身でご確認後、ご入稿をお願いいたします。
項目内容に不備がある場合、確認などのやり取りの時間が発生し納期遅れへとつながる恐れがございます。
安全な納期のために事前にご確認いただくようご協力をお願い致します。
うちわデザインの作成にあたり、併せて気をつけたいデザインポイントを集めました。
色の持つ印象、情報量について、またうちわならではのデザイン案についてご紹介しています。
イラストレーター入稿前 チェック項目
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色イメージで販売促進
メインカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色を用いたデザインが一般的にバランスがよいとされています。
色同士の相性の良し悪しはもちろん重要ですが、色がもつイメージ効果を意識したデザインになっているでしょうか。男女別、年齢により好みの色は分かれます。メインターゲットの好みに寄り添ったカラーを使用できれば受取ってもらいやすく、販売促進にもつながります。あるいは届けたいオファー内容に合った色を使用できればより好印象を持たせることができます。
ここでは、代表的な色のイメージをご紹介します。-
赤
よく利用される色です。エネルギーや熱さ、正義、勝者、成功、リーダーの印象を与えます。
一方で目立つ色であることから、危険や警告、緊急の記載にも多様されます。濃淡によりポジティブな印象からネガティブな印象まで、幅広く印象を変化させることができる色です。 -
青
清涼感や爽快感、信頼や誠実な印象を与える色です。企業のコーポレートカラーに用いられることが多いです。
冷静さや知性、落ち着きの表現にも適しています。寒色のため、どちらかといえば冷たい印象になります。 -
橙
エネルギッシュで明るく、楽しさやにぎやかさを表現できる色です。
食欲をそそる色とされているため、飲食店のデザインにもよく利用されます。ポップなデザインやこども向けのデザインにも向いています。
使いやすい色であるため、大衆的な印象を持たれることもあります。 -
黄
明るさ、暖かさ、幸福感、太陽、親しみやすさの印象を与えます。
一方で、警告や危険物の告知にもよく利用される色なので、警戒色としての印象も持たれます。
白との組み合わせはコントラストがつきづらいので、白以外の色との組み合わせで使用されることが多いです。 -
緑
自然、エコ、環境、穏やかさや安らぎの印象を与えます。リラックスやリフレッシュがテーマのデザインによく利用されます。
一方で主張するカラーとしては不向きで、平凡な印象を与えてしまいます。 -
黒
重厚、権威、強さ、先鋭的な印象を与えます。
高級感が出るので、ラグジュアリーブランドのテーマカラーとしてよく用いられます。暗闇を連想させる色でもあるので、ポップなデザインには不向きです。
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裏表を活かしたデザイン
片面だけデザインが入っているうちわはあまり目にしません。たいていのうちわは両面にそれぞれデザインがあります。扇いで使用するので、両面の内容ともに目に付きます。これらの特徴を活かしたデザインになっているでしょうか。
片面に情報を集めて、片面はデザインのみにすると、スタイリッシュな印象を与えることができます。キャラクターを使用したデザインの場合、片面にキャラクターを置き、片面に情報面とすれば、キャラクターの世界観を邪魔することなく作成できます。
デザインに個性を求めるなら、両面にストーリー性を持たせたデザインにすると遊び心が出て受取った人の記憶に残りやすいでしょう。例えばこども向けイベントで配布するうちわであれば、表面に動物の顔、裏面に後姿にすると、デザインに流れができこどもには喜ばれます。 -
伝えたい内容がひと目で伝わるデザイン
キャンペーンやイベントなどの宣伝・告知うちわの場合、手渡しでの配布が多いです。目の前にうちわを差し出された時、受取り側は瞬時に掲載されいている情報が自分にとって必要か不要かをジャッジします。つまり、判断に必要な情報が正しく、ひと目で伝わらなければなりません。
- 文字は多すぎませんか?
- 興味があるオファー内容、イベントタイトル、ロゴは明確でしょうか。
- 文字デザインと背景色のコントラストは適切でしょうか。
同系色になり埋もれて読みづらくなっていないでしょうか。 - 人気キャラクターを使用したデザインであれば、キャラクターは目立っているでしょうか。
文字や他の情報に埋もれているともったいないです。
宣伝・広告になればなるほど、伝えたい情報量は増え情報過多に陥りやすい傾向にあります。ごちゃごちゃ文字が多いうちわは瞬時に敬遠されやすく、デザイン性にも欠けるため喜ばれなくなります。情報量は最小限にまとめることが重要です。
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文字や画像の大きさにメリハリを持たせる
色のインパクトだけで、メリハリをつけようとしていませんか?目立つようにと、赤字ばかり乱発したデザインではないですか?画像や文字の大きさ、フォントによっても目立つデザインを作ることは可能です。
情報量を絞った後は、情報の優先順位をつけましょう。伝えたい情報の中でも、特に強調したい内容と、そうでない内容があるはずです。強調したい部分の大きさやフォントを調整し、主張しましょう。